2005.05.05 (木)

手塚治虫バカ一代

手塚治虫バカ一代」という本を読みました。手塚治虫のマンガを2万冊もコレクションしている石川栄基(えいき)という人のドキュメンタリーです。

私も手塚治虫のマンガが大好きで300冊ほど持っていますが、それは一般書店で容易に手に入るものばかりです。普通に売っている、あるいは注文できる新刊書だけでもこの何倍もあるのです。石川さんは、今では入手することは非常に困難な初版本など古書に分類されるようなものはもちろん、どんどん消費されて消えていく雑誌やその付録にいたるまで、ありとあらゆるものを集めています。こういう人がいてくれることを非常に嬉しく思います。

石川さんはなんとあのチリ紙交換という商売の発明者なんですね。「毎度お騒がせしております。こちらはチリ紙交換でございます」というあの文句も石川さんが始めたものだったんです。そして集めた古雑誌の中から価値ある手塚マンガを拾い出すことから膨大なコレクションが始まったんです。こういう興味深い話が満載でとても楽しく読めました。

石川さんのマンガを愛する人への思い、決して儲け主義ではない商売の姿勢、そして何より手塚治虫先生への尊敬の念に共感しました。

手塚治虫バカ一代―「幻のジャングル大帝」を覆刻した男・石川栄基の物語
司田 武己


集英社インターナショナル (2004/02)
¥ 1,575
ISBN: 4797670967
   

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