2006.01.02 (月)

女王の教室

年末に再放送されていたドラマ『女王の教室』を見ました。鬼教師への怒りと反発をたっぷり味あわせておいて、ラストには感動の涙を誘うという展開です。その意図はわかるんですが、教育の手法としてこじつけるにはあまりにギャンブル性の高い危険なやり方です。子供の心に深い傷を残しかねない危うさが気になってしまって感情移入できません。もちろん、TVドラマ故大げさに誇張された設定に目くじらを立ててもしょうがないですけど。

最近の子供は挫折や絶望を知らずに大人になってしまうんですかね。思うようにならなことなんていくらでもあると思うんですが、そうでもないんでしょうか。そんな人生経験的なことまで小学校の教育に求めるべきだとは思わないな。人工的に作られた挫折はそれこそ偽装に過ぎず、虚構に気付いてしまうと薄っぺらいものに終わってしまいます。得られるものに比べて危険性だけは遥かに大きい。もっと自然なかたちで遭遇する数ある小さな挫折にいかに真剣に取り組むかといった視点を持つべきと思います。

設定の不自然さはともかく、出演していた子供たちはすばらしいです。他の作品で名演技を見せていた子役たちが実に達者な芝居をしています。子供たちの表情に心を揺らされてしまいますね。

女王の教室 DVD-BOX



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