2006.03.06 (月)

ベンチャー社長の著書2冊

今日はたまたま下の2冊の本をいっぺんに読みました。どちらもIT系ベンチャー企業の若い社長さんが書いた本です。近藤淳也さんは「はてな」の社長さんで、田中良和さんは「GREE」の社長さんです。はてなの近藤さんの本はCNETのblogで書かれたものですが、手元に置いて読み返したくなる内容だったので書籍化大歓迎です。

「へんな会社」のつくり方
近藤 淳也


翔泳社 (2006/02/13)
¥ 1,575
ISBN: 4798110523
僕が六本木に会社をつくるまで
田中 良和


KKベストセラーズ (2005/10/22)
¥ 1,365
ISBN: 4584189021

近藤淳也さんは幼少時の体験から強烈な信念を持つに至り、それを太い柱として人生を歩んでいます。一方の田中良和さんは人生を模索していく中で次第に信念を形成していった様子がわかります。どちらの社長さんもネットの世界で仕事することが大好きなんですね。いや大好きなネットでのものづくりを仕事にしてしまっていると言うべきでしょうか。常に正面から向き合い、とことん真剣に考え抜いているところに感服させられます。

近藤さんは決して人に雇われて働くタイプではありません。起業は必然だったと思います。 大手企業に勤めた経験は無いようなんですが、その割には多くの会社組織が陥りそうな現象を的確に把握しています。洞察力だけでそれを見抜いて、他にはない効率的で生産性の高い、新しいしくみを作り出しているのですからすごいことだと思います。明治初期や戦後すぐの時代に今の大企業の基になる会社を興した人たちはこうだったんじゃないかと思わせるところがあります。常識や慣習にとらわれずに自分の頭ですべてを考えていくやり方はセブンイレブンの鈴木敏文さんらの革新的な経営者を思わせます。

田中さんは会社を興すまではどちらかと言えばカリスマ経営者よりは一般庶民に近い側の行動原理で親しみを持てます。チャンスの芽を感じ取るのは難しいですし、見えない段階で飛び込むのはなかなかできることではありません。しかし成し遂げたいことへの欲求には常人よりも強いものがあり、最終的には大いなる一線を超えてしまったことに勇気をもらえます。

自分の人生をどう進めるべきか、自分が担う役割はどうあるべきか、常に悩んでいる世代にとっては、わくわくして元気になる2冊でした。

   

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