2006.03.07 (火)

OSを作ろう

面白そうな本が出ていたんですが、Amazonでは「通常4~6週間以内に発送します」という事実上品切れ状態だったので本屋さんで探してきました。こんな重たい本こそAmazonで買いたかった。

30日でできる! OS自作入門
川合 秀実


毎日コミュニケーションズ (2006/03)
¥ 3,990
ISBN: 4839919844

30日でOSを作るっていうコンセプトがいいですね。まだ詳しく読んではいませんが、非常に実践的でとにかく動かすということを重視して書いてあるようです。確かになんらかのOS的なものを作ること自体は30日もあればできるのかもしれません。少なくともこの本を読めば一通り作った気になれそうです。 もちろん、本当に一からOSを作ろうと思ったら、CPUの知識、各種ハードウェアデバイスの知識、OSが持つ各種役割の概念や実装方式、さらにはアセンブラやC言語、リンカなどの開発環境の知識などなど膨大な知識が必要です。 そういったことを体系的に学ぶには別な書籍が必要でしょう。この本は「OS」について学ぶのではなく、「OSのつくり方」を学ぶ本です。OSを実際にコーディングする手順や、動かして試しながら作っていく方法が語られているところに価値があるのだと思います。

ずっと昔に読んだMINIX本のことを思い出します。MINIX本ではOSのソースが全部掲載されているだけでなく、さらに欲張りなことにOSの概念について体系的にわかりやすく解説されています。しかし、完成形のOSの全体像をまるごといっぺんに見せられるので、コードの流れを追いかけて読みこなすのはたいへんです。一部のみを取り出して試したりすることもできません。

MINIX本が建物の設計図のようなものだとすると、『OS自作入門』はプラモデルの組み立て手順書のようなものだと考えることができます。そういう意味でこれまでに無いタイプの書籍と言えそうです。

オペレーティングシステム―設計と理論およびMINIXによる実装
A.S. タネンバウム, A.S. ウットハル, Andrew S. Tanenbaum, Albert S. Woodhull, 千輝 順子, 今泉 貴史


プレンティスホール出版 (1998/05)
¥ 9,240
ISBN: 4894710471
   

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「30日でできる! OS自作入門」はタイトルも内容も刺激的なので、読む過程や感想をWeblogで報告する人は数多い。著者の方が作成されたWikiページにその様子がまとまっていて、 ・初日に250... 続きを読む

コメント(1)

著者の方からOsaskWikiにてコメントを頂きました。
http://wiki.osask.jp/?HariboteOS%2Fcomments
ありがとうございます。

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