2007.01.07 (日)

ソニーのGPSユニット GPS-CS1K は経路記録にとっても便利

GPS-CS1K

ソニーのGPSユニットGPS-CS1Kが汎用のGPSトラッカとして使えるらしいという話を耳にして調べてみました。発売前から気になってはいたのですが、写真にGPS情報を付加するという用途で販売されていたため、これまで詳しくは調べていませんでした。GU-BT1のログからでも自分でソフトを作れば写真に位置情報を付加することは理論的には可能なので、そのうち作ろうくらいに思ってました。しかし、デジカメとの組み合わせに限らず、単体でGPSトラッカとしてとっても便利に使えそうではありませんか。

調べてみてわかったのは以下のようなことです。

  • 写真にGPS情報を付加するだけでなく、汎用のGPSトラッキング機器として使える。
  • PCにUSBで接続すると普通のUSBディスクに見える。
  • ログはテキストファイルでNMEA形式。
  • 15秒おきに位置を記録する。
  • GPSBabelというソフトでログファイルを各種形式に変換できる。
  • Google Earth や Super Mapple Digital に経路情報を読み込ませることができる。

情報源として参考にさせていただいたのは主に下記のサイトです。とても役に立ちました。ありがとうございます。

これらの記事を読んだら、もう買うしかありません。新宿ヨドバシカメラでいくつかの売り場をたらい回しにされたあげく、デジカメ売り場にたどりつき、無事買うことができました。品薄とも聞いていたのですが、在庫はまだたくさんあるようでした。製品紹介ページなんかだと大きさがよくわからなかったのですが、思ってたよりは小さいです。上の写真は比較用にiPod nanoと並べてみました。普段から持ち歩くにはもうちょっと小さいと嬉しいですね。

これまではソニーGU-BT1とiPAQを組み合わせてGPSトラッカとして利用していました。 出かける前には次のような手順で経路記録の準備をします。

  1. GU-BT1の電源を入れる。
  2. iPAQの電源を入れる。
  3. 電源設定でデバイスを使用していない時に電源を切る設定を解除する。
  4. Pocket Digital Mapple を起動する。
  5. GPS位置取得を開始する。

GPS-CS1Kなら次の手順だけです。

  1. GPS-CS1Kの電源を入れる。

同じことができるはいっても、やっぱり圧倒的に楽ですね。面倒を感じることなく気軽に持ち歩くことができます。もちろん、GU-BT1+iPAQなら現在地の地図表示ができるので、手間をかけるだけのメリットはあります。必ずしも地図が必要でない場合にはGPS-CS1K、地図を見たい場合にはGU-BT1と使い分けることができそうです。

電池交換なども必要なんですが、その点はGU-BT1でも同じです。アルカリ電池だと交換のタイミングに困るのでeneloopを使ってでかける前に必ず交換するようにしています。

今時は Google Earth を使って経路を表示したりするんだと思いますが、非力なPCには重いのと、以前から Super Mapple Digital を使っているので、Super Mapple Digital で経路を表示してみました。上記の「やる気逓減の法則さん」の記事等でカシミール3Dを使った変換方法が紹介されていますが、そのためだけにカシミール3Dをインストールするのも大げさなので、GPSBabel を使ってみました。次のような手順で変換できます。

  1. GPSBabelGUIを起動。
  2. 入力ファイルにログファイルを指定。
  3. Formatに「NMEA 0183 sentences」を指定。
  4. 出力ファイル名を設定。
  5. Formatに「Comma separeted values」を指定。
  6. 「let's go」
  7. Super Mapple Digital を起動。
  8. Super Mapple Digitaiでメニューから「ファイル..インポート..テキストファイル」を実行。
  9. GPSデータの取り込み(世界測地系)を選択。 (次へ)
  10. 上記出力ファイルを選択。
  11. 「先頭行をフィールド名として扱う」のチェックをはずす。 (次へ)
  12. 左のフィールドを「緯度」「浮動小数点(度単位)」、右のフィールドを「経度」「浮動小数点(度単位)」に設定。 (完了)

先日多摩川沿いを自転車で走った時の経路を表示してみました。地図は(C)昭文社です。少々の誤差はありますが、十分に満足できる精度で追従できています。

GPS軌跡

GPSの感度はGU-BT1ほどには高くないという印象です。GU-BT1はポケットやカバンの中に入れていても衛星を捕捉してくれましたが、GPS-CS1Kはなるべく露出させて空が見える場所に吊るしておいたほうがよさそうです。

そもそもの用途である写真にGPS情報を付加する機能も使ってみました。専用ソフトを使って、GPSログを取り込み、写真のフォルダを指定すると一括して位置情報をつけてくれます。デジカメの時計が合ってないと位置はぴったりとは合いません。特に自転車や車で移動している最中に撮った写真だと大幅にずれてしまいます。写真と地図を見比べながら写真側の撮影時刻を一括調整するようなUIを持ったソフトが欲しいですね。

写真と位置情報の組み合わせは非常に面白いので、これからまだいろいろな使い方ができそうです。一般の人が使うには操作面やサービスでの活用など課題がだいぶありますが、今後に期待できます。単純に移動経路を記録するだけでも非常に楽しくて様々な活用方法がありそうです。私もGPS-CS1Kを付けて自転車で走り回ってみたいと思います。

SONY GPSユニット GPS-CS1K



ソニー (2006/09/08)

ASIN: B000HDR6UW
   

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コメント(4)

はじめまして。windyと申します。
最近あちこちでGPS-CS1Kが人気のようで、移動経路を記録したいという需要もかなり高いように思います。
一年近く前からGPSのログをGoogle Maps上に表示させるソフト『轍 Wadachi』を開発してきましたが、最新バージョンではGPS-CS1KのNMEAログを直接読み込めるように改良しました。
これによりカシミールやGPS Babelを介することなく、最小限の操作で移動経路を表示することが可能になりました。
またデジカメの時刻と突き合わせて自動的に撮影場所を推定する機能も搭載されております。
リンク先からダウンロードできます。よろしければ一度お試し下さい。

windyさん、こんにちは。
『轍 Wadachi』を見せてもらいました。素晴らしいソフトですね。紹介していただいてたいへん嬉しいです。
これでローカルで見るならSuper Mapple Digital、blogに貼るならGoogle Maps と使い分けることができます。まだ実際には試してませんが、今度やってみます。
blogに貼る時には自宅付近だけを地図上で確認しながらカットしたりできるといいんですが、そういうのはできませんかね。

二重投稿すみませんでした。
普段はカシミールで編集しているので気がつかなかったのですが、NMEAから直接読み込ませると編集する手段がなくなってしまいますね。
地図上で編集というのは難しいですが、たとえば指定した座標から半径何メートル以内を自動的に削除という機能は簡単に実現できます。
これをやらないと片手落ちでしたね。次のバージョンあたりで検討したいと思います。

windyさん、コメントありがとうございます。
カシミールを使えばいいんですね。でも轍だけでできる方法があれば助かります。
半径指定でもいいですし、緯度経度を指定してそれ以西or以南なんてのもいいです。
よろしければご検討ください。

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