2007.09.29 (土)

スチームボーイ

『スチームボーイ』の舞台は19世紀半ばの産業革命が進むイギリスです。近代や中世の様子を緻密に描いている作品には興味を惹かれます。特にこの作品はロンドンの街やイギリス家庭の生活を詳細に描いていて、たいへん興味深く見ることができました。けっこうリアルに表現できてるんだろうと思わせてくれます。

一方でこの物語の重要なアイテムであるスチーム、つまり蒸気エネルギーの描き方は突き抜けちゃってます。時代背景に蒸気機関の絵柄はマッチするのですが、蒸気の噴射で空を飛んだりするのはリアリティに反します。膨張率の高い液体を捜し求めて云々という下りがあるので、水蒸気ではない別のエネルギーということで納得しましょう。そこにこだわらなければ想像力をかきたてる夢のエネルギーとして楽しめます。

いただけないのは声優陣です。アニメの声優ではなく、俳優さんたちを起用しているせいか全然合いません。なんだか素人さんが背伸びして演じているようにしか聞こえなくて興醒めもいいとこです。大いに楽しめる面もあれば、がっかりなところも多いアニメ映画でした。

スチームボーイ 通常版



バンダイビジュアル (2005/04/14)
¥ 3,990
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