2007.12.21 (金)

小さき者へ

『くちぶえ番長』で重松清氏の作品を知り、再び読んでみました。『小さき者へ』です。こちらは主に親の視点からさまざまな事情や悩みを抱えた家庭や子供たちを描いた短編集です。正直言ってちょっと重めのテーマばかりで読むのはしんどいです。救いのある結末ではあっても、あまり晴れ晴れとした気分にはなれません。

いつも自分だけがたいへんなような気がして、それだけで精一杯になってしまうのですが、世の中には悩みや心の傷を抱えた人がたくさんいて、それに比べたら自分の悩みなんてたいしたことがないことに気付かされます。そういう人たちから見れば自分の生活の中には幸せな部分がたくさんあるのです。そういうことにもっと目を向ければ生活が豊かになる気がします。暗くなりがちな内容ながら、そんなことを考えました。

小さき者へ (新潮文庫)
重松 清


新潮社 (2006/06)
¥ 660
ISBN: 4101349185
   

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