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弾言 成功する人生とバランスシートの使い方
子飼弾氏の『弾言』を読みました。タイトルは「断言」にひっかけてあり、子飼弾氏が力強く言い切ることを「弾言」と称しているのだと思われます。この言い切りぶりが心地よいですね。本当は前提条件やら場合分けやらいろいろあってひとつの形に言い切ることはなかなかできないものなんですが、そういったところを敢えて切り落としてシンプルに言い切ってしまうことで本質を削りだそうとしています。そんなことを思いながら読んでいると、その意図が「誤解を恐れて冗長に話すことは、受け手にコストを払わせることになる」と言い表されてました。
格言めいた弾言で多くの真理を看破していますが、中には一見常識に反するように思えるものも少なくありません。少し挙げてみます。
- (本は)買うほうが確実に安くつきます
- 本に付箋を貼ってはいけない
- 新聞を読むな
自分の人生をバランスシートから捉えるという考え方が中心的な内容になっているのですが、私には著者の一貫した物事に対する態度に非常に興味を惹かれました。 それは、世間の常識や一般的な概念の組み合わせではなく、自分自身で物事を捉え、分解し、骨組みをつかんだ上であるべき姿を再構築しているところです。 読者である我々は、弾言を丸呑みするのではなく、自分の中にしっかり取り込んだ上でじっくり咀嚼し、自分なりの言い方で改めて言い直してみることが必要です。自分が言い切れるようにならなければなりません。
本書の中でも特に共感できたのが次の文です。
突き詰めて言えば、人生は目標は目的ではなく、過程です。(中略)重要なのは、目的を立てるのは人生という手段を充実させるためにあるということ。
人生は旅の如しとも言いますが、目的地に着くために旅するわけではありません。その道すがらの体験こそが旅なんです。人生の目的は何だとか、何かを成し遂げなければならないとか考えて悩む人は大勢います。視点を変えてみると心の持ち方がずいぶん変わります。
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弾言 成功する人生とバランスシートの使い方 小飼 弾, 山路 達也 アスペクト () ¥ 1,500 ISBN: 4757215339 |
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