2009.12.30 (水)

容疑者Xの献身

映画『容疑者Xの献身』を見ました。容疑者Xがあそこまで献身する動機がどうにも解せません。原作ではそのあたりをもっと繊細に詳しく描いているんだろうと思いますが、映画の尺で表現するには不自然の域を脱していないと感じました。天才と呼ばれるような人が人の心を慮れないはずもなく、そういうステレオタイプに記号化することで映画の中に収めようとしてるように見えました。

心理描写には共感できなかったものの、トリックについてはなかなか見ものです。言われてみれば推理小説にありがちなやり口ですが、見事に思い込まされました。湯川先生にだいぶ遅れて気づいた時には一気にいろんなことに説明がついて気持ちよく合点がいきました。ただ、ドラマの時のテンポの良さが失われていて、少々間延びしすぎているようにも思えました。

そのうち原作のほうも読んでみたいところです。

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