2010.07.10 (土)

ボクの手塚治虫せんせい

本屋で棚を眺めていたら『ボクの手塚治虫せんせい』という本を見つけました。『ダメおやじ』で有名な古谷三敏先生が手塚治虫先生のアシスタントをしていた時代のことを描いた漫画です。手塚先生自身の自伝や編集者が書いた本はありますが、アシスタントが描いたものは読んだことありませんでした。考えてみると漫画家の一番身近に、そして最も長い時間一緒にいるのはアシスタントなんですね。古谷先生は赤塚不二夫先生のアシスタントもしていましたから、赤塚先生のことも描かれています。

手塚先生の天才ぶりは多くの書で語られていますが、この漫画でも例外ではありません。しかもそればかりではなく、温厚そうに見える手塚先生が怒る場面が結構出てきます。他の漫画家が描いた人気作品の面白さが理解できなくて悩む一面もあります。手塚先生を直接肌で感じていた古谷先生だからこそ描ける実像というか、手塚先生の人間らしい側面を描いている貴重な作品です。

古谷先生が健在でいらっしゃるのはうれしいことです。もっともっとこういう昭和時代の知られざる物語を描いてもらいたいと思います。

ボクの手塚治虫せんせい
古谷 三敏


双葉社 ()
¥ 1,050
ISBN: 4575302244
   

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