先月、コンパクトデジカメをソニーCybershot HX5V に買い換えました。HX5VはGPS機能には魅力があったものの、それ以外の点については真面目方向の正統進化で面白みに欠けると思ってました。他社から提示されている防水や耐衝撃、顕微鏡といった異方向への進化に面白さを感じていたのです。ところが実際に使ってみると HX5V の進化度合は想像以上に突き抜けていました。今までの各社デジカメの地道な進歩とは一線を画していて、明らかに階段を一つ登って次の世代に達しています。
機能を列挙する形ならば、以下のような項目を特長として挙げることができます。
- 背面照射型CMOSセンサーの高感度により暗いところにも強い
- GPS搭載で位置情報を自動的に記録できる
- スイングパノラマで複数枚の合成ではなく一度の広い角度のパノラマ写真が撮れる
- ハイビジョン動画撮影
- 秒間10コマの高速連続撮影
もちろん、GPS機能や高感度センサーは大きな武器でそれだけでも十分買い換えるに値する価値があります。しかし、それ以上にすごいのは各種の撮影モードの高度さと、それらを自動的に切り替えるおまかせモードの高速で激しい切り替えっぷりです。
おまかせモードでは撮影シーンを自動的に判別して、下記のモードの中から自動的に選択して切り替えてくれるようです。
- 夜景&人物
- 夜景
- 三脚夜景
- 逆光&人物
- 逆光
- 人物
- 風景
- マクロ
ここまではLUMIXなどでも同様なのですが、HX5Vはシーン認識の速度がハンパなく速いのです。ちょっとカメラの向きを明るい方から暗い方へと変えたりするだけで頻繁にころころとモードが変更されます。どれだけ激しい画像処理を繰り返しているのだろうかと思います。
そして各モードで繰り出される撮影テクニックもかなり強烈です。露出や色味を少々補正するくらいではありません。マニアックなまでに凝った手法を駆使して写りにくいものを写るように努力してくれます。例えば、逆光では自動的に2枚を違う露出で撮って合成して、白飛びや黒ツブレになりそうな部分を両方ともちゃんと写るようにしてくれます。微妙な明るさの時にも自動的に2枚撮ってどちらかがちゃんと撮れているようにしてくれます。夜景を撮る時も手持ちなのか固定されているのかを検出して写し方を変えてくれます。手持ちでもかなりきれいに撮れてしまうのには驚きです。人が被写体なら顔にピントを合わせてくれます。リアルタイムに様々な判断をしてくるのに加えて、これまでパソコンの出番だったようなことまでカメラの中でその場で処理してくれてます。
まだ使い勝手がこなれていない部分もありますが、これまでのデジカメとは格段に撮影へのサポートが手厚くなっています。人間の撮影スキルをデジカメが何倍も高いレベルに引き上げてくれます。単にデジタルで撮影するからデジカメなのではなく、デジタルでできることをとことん処理してくれるからデジカメなのだという主張を感じます。デジカメの新たな時代を切り開いたカメラだと思ってよいのではないでしょうか。
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SONY デジタルカメラ Cybershot HX5V ゴールド DSC-HX5V/N ソニー (2010-03-05) ASIN: B00350KFDO |























